起立性調節障害(OD)の改善

 

10代の思春期前後に多い「起立性調節障害」ですが、めまい、吐き気、頭痛、動悸などが頻繁に起こり、朝起きることが困難になりやすいです。

 

低血圧を伴う自律神経系の症状で、思春期の子供の10人に1人くらいの人がこの症状があると言われています。

 

 

起立性調節障害は不登校の原因にもなりやすく、まわりの人からの理解がないと「さぼっている」「気持ちの問題」「甘えているだけ」などと言われやすく、また本人も不調の原因が分からずに悩んでいることが多いです。

 

 

近年、当院にもこの症状で来院される方が増えました。

 

 

先日は起立性調節障害といわれた学生のお母さんからの相談で、10代の高校生の子が来院しました。

初回みてみると体の筋肉全体がとても緊張している状態で自律神経のバランスも崩れていて、やはり学校に通う事が困難になっているようでした。

 

 

しかし数回の施術で症状が徐々に改善されてきて学校にも通えるようになり、お母さんから喜びの声をいただきましたのでそれを紹介します。

 

 

鳥取県倉吉市 起立性調節障害

 

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娘は以前より朝が弱く、毎朝起きるのが大変でした。そんな中、高1の夏の部活動の合宿で体調を壊しました。それ以来、頭痛、めまい、吐き気が続くようになり、食事中にトイレへ駈け込んだり(嘔吐)体育の授業は1時間まともに受けることができない、1日体調がもたず遅刻や早退、学校を休むことが増えていました。田中療術院で1回目の施術をしてもらった時「この年齢にしてはかなり硬くなっている。最初の数回は好転反応が強く出るかもしれません」と言われました。先生の仰る通り、初回施術後の好転反応は大変なものでした。自宅に帰ってすぐにめまいがしソファーに倒れ込み、やっとトイレに行き嘔吐・・・次の日も半日はぐったりでした。

見ていた限り優しく施術されただけなのにこんなに体が反応するとは驚きでしたが、好転反応のことは聞いていたので不安はありませんでした。その後は通うたびに優しい口調で「前回より良くなっているよ」と言っていただきほっとしたし、毎回豆知識講座のように体に良いもの悪いもの等のいろいろなお話をしてくださり勉強にもなりました。体調はゆっくりと改善へ向かっています。まだ完治ではありませんが、通院するようになってから学校を休んだり遅刻や早退をすることがほとんど無くなりました。食事中にトイレに駆け込むこともありません。相変わらず朝は弱いですが、学校へ通えるようになったことはかなりの改善です。施術後、娘が「あ~これで体がリセットされた。しばらくは体が楽になるわ。」と・・・本人も実感していたようです。ありがとうございました。

 

 

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現在はだいぶ体が回復して学校にも行けるようになったのでひとまず安心ですが、起立性調節障害になりやすい方はちょっとした環境の変化も敏感に感じ取りやすいので、症状が落ち着くまでは時々体のケアをしておくと安心です。

 

 

また起立性調節障害の方は姿勢が悪い方が多いので、まずは正しい姿勢を体に覚えてもらう事と、十分な水分と塩分(天然塩)を摂取することも重要です。

 

 

それでも改善されない場合はその他の要因も関係してくるので、この症状でお困りの方が近くにいる場合は当院にご相談ください。

 

 

 

その他自律神経系の症状でお困りの方はこちらのページもご覧ください。

たくさんの症例もあります。