自律神経のバランスを整える方法をシェアします
当院では来院者の方に「宿題」を出すのが特徴ですが、今回はよく出す宿題のうち、オススメなものをシェアします。
それは「瞑想(めいそう)」です。
瞑想というと、上の写真のように座禅を組んでするイメージがあるかもしれませんが、私がお伝えするのはもっとシンプルです。
椅子に座ったままでもいいし、寝ながらでもオッケー!
瞑想の目的は「脳のリセット」です。
人間の脳は何も考えていないつもりでも、絶えず色々なことを考え続けています。(雑念)
ぼーっとしているときでも無意識に脳は回転し続けているんですね。
その思考の数は一日で6万回以上だとか。
無意識でもそれだけのことを考えていると、どうしても脳は疲れてしまいパフォーマンスは下がってしまいます。
しかし、この思考を一旦止めて脳を休めることで脳のパフォーマンスが向上することが分かっています。
その方法こそが瞑想なのです。
これに気づいたアメリカでは、すでに企業や学校で瞑想(マインドフルネス)を取り入れ始め、仕事の業績、成績を著しく伸ばしているそうです。
そして瞑想で脳内がリフレッシュされると、自律神経のバランスも整いやすくなります。
瞑想のやり方
さて、それではいよいよ瞑想の方法をお伝えします。
やり方はとっても簡単。
呼吸(基本は鼻呼吸)に合わせて心の中で数を数えるだけです。
吐いて(ひとぉ~)、吸って(~つ)で、「ひとつ」
吐いて(ふたぁ~)、吸って(~つ)で、「ふたつ」
これで10(とお)までいったら、また1(ひとつ)から。
これを延々と繰り返して約5分程度行います。
「ひと~つ、ふた~つ」でなく「い~ち、に~い」でも構いません。
私は「ひと~つ、ふた~つ」の方が雰囲気があるのでそうしているだけです(笑)
目的はあくまでも脳のリセット。
やってみると分かると思いますが、やり方は簡単ですが非常に難しいです。
数を数えながらすぐに雑念が飛び交います(笑)
しかし雑念が浮かんでもそれにとらわれず、また数に集中してください。
初めからうまくできなくて良いので、とりあえず5分間挑戦してみましょう。
「いつ瞑想したら良いですか?」ともよく聞かれますが、おススメしているのは朝と夜寝る前の2回程度です。もしくは集中できない時。
ただ、実際はいつでも構いませんし、一日何回しても良いです。
義務的にするより、したくなった時にするようにしましょう。
瞑想をした後に勉強をしたり読書をすると、その後の効率がとても良いものになるのでやみつきになりますよ。
学生さんなら、勉強の前にする習慣をつけると良さそうですね。
自律神経系の症状でお悩みの方へ
当院では自律神経系の症状改善を得意としていて、県外からも多くの方が来院されています。
その中でも今回お伝えした瞑想はとても有効なので、ぜひ試してみてほしいと思います。
ただ、症状によってはきちんと施術を受けた方が良い場合も多いです。
症状を根本から改善させたい方は気軽にご相談ください。